![]() ピアニスト 中野 慶理
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![]() 足を運んで下さったお客様の雰囲気もとても最高、すごく楽に音楽の中へ入ってゆくことのできた一時でした。自分で言うのもなんですが、スクリャービンのソナタ第7番や、 フランクのプレリュード、コラールとフーガを弾いている時など、かなり自分の心の奥底からの衝動に突き動かされて弾く事が出来ていたように思います。 自分の演奏の出来そのものはどうでもよくなり−これはとても変な言い方なのですが−ただその曲において自分の心から聴きたい、 と願う理想の演奏を想像しつつ自分の体がつづる音や音楽を耳で聴く事に集中する、という境地に一瞬ではありますが足を踏み入れる事が出来ていたのかな、と思えるとても嬉しい瞬間だったのです。 お客様方の暖かい拍手に心からの感謝の気持ちを込めつつ、2曲のアンコールでリサイタルを締めくくらせて頂きました。楽屋でのお客様との束の間の語らいのあと外へ出てみると、 ロマンティックな神戸の街が広がっていました。神戸っていいな、大好きだな、と実感しつつ、帰路に着きました。また近いうちにこんなステキな一時が皆様と分かち合える日が来る事を願いつつ…。 最後になりましたが、第4回元町ミュージックウィークでのリサイタルでの出演を、と声をかけて下さった「アマデウス」の曽根保彦様はじめ、関係者の皆様方に厚く厚くお礼申し上げる次第でございます。 本当に有難うございました。 ![]() |
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